活動報告

大人はKIDSや若者と同じことはしない

先回のUPでも少しご紹介しました大人がダンスでやってはいけないNG3項目の解説で更新です。改めてNG3項目は以下の3つです。

①KIDSや若者と同じ事はしない

②必死にならない

③無理をしない

大人には大人だからこその魅力がありますよね。ダンスにもそれはあります。33年のダンス歴から私はそれを見出しました。「体力や運動能力は、どーしても若い時とは違う」と言う事をシッカリ自覚する事で、大人の魅力が引き出されますよ。「捨てないと発見が無い」っていいますよね。ダンスで言うと、ある程度の年齢を超えても若者スタイルで踊る人もいます。そんな方が「凄い」事は間違いないです。日々アスリート並みのトレーニングを積み重ね、少しでも衰えないように!と頑張っているんだと思います。しかし、「ダンスは楽しむもの」という基本に立ち返ると、年齢や経験を生かした大人ならではのスタイルで踊る事が何より健康的でベストと考えます。

今日は①について。「KIDSや若者と同し事はしない」

この世代はスポーツ的な要素を多くして、パワフルなダンス構成にしないと発散も満足もできないですから、アラフォーからの普通の大人は当然、体力的に無理がかかり「ギブアップ」してしまいますね。体も筋肉痛だけならいいですが、故障も付きもの。また、成長過程の世代は難しさや難解な振付をこなすことで達成感や優越感に浸りますから(ダンスバトルで勝った。コンテストで勝った。みたいな感じが重要な世代ですね)日々、面倒な仕事や問題に直面し、頑張っているアラフォーからの大人世代には、ストレス発散どころか「覚えられない!」「出来ない!」「面倒すぎる!」などなど・・かえって大きなストレスになります。だから、大人にはKIDSや若者と同じレベルでやらないスタイルが必要なんですね。

例えば・・・

両手を思いっきり上にあげて、両足も大きく開いて「両手両足バンザイ」みたいな格好で、音に合わせてSTOP。なんて課題があるとします。よくお遊戯とか、若いアイドル系の女の子とかが決めポーズで使いますが、答えから言うと・・・大人が何も考えずKIDSや若者と同じ様な力配分でやってしまうと「痛々しい」とか「変な違和感・・・」とかになってしまいます。

KIDSは可愛いですね。誰がやっても元気を出せばキマります。若者は色気が出てくるので様々なキメポーズを望みますから、「両手両足バンザイ決め」は選択しないかもですが、気合さえ入ればキマってしまいます。で、アラフォーからの大人がやる事を想像してみてください。思いっきり、気合入れて「両手両足バンザイ」ですよ(笑)。これは何とも言えない感じがしませんか?しかし、大人にもカッコ良く出来るんです。大人がこのポーズを決めるには元気や気合以外の大人ならではの「何か」でやるんですね。

大人がKIDSや若者のスタイルのダンスを踊る事は、大人がKIDSや若者の流行の洋服を着る事と同じだと私は考えています。大人には大人の魅力を出せるスタイルの洋服が必要。だからダンスも同じ事って思っています。

 

次回は②の「必死にならない」について更新します。